ゲーミングPCの無線LANとBluetooth|買う前の1分診断

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ゲーミングPCの無線LANとBluetooth|買う前の1分診断

ゲーミングPCが届いたのに、Windowsの設定を開いてもBluetoothのスイッチが見つからない。そこで「無線LAN子機を買えば、Bluetoothも使えるようになるのでは?」と考えていませんか。

結論から言うと、一般的な無線LAN子機を付けてもBluetoothは追加されません。無線LANとBluetoothは別の通信機能だからです。

ただし、マウスやヘッドセットに専用USBレシーバーが付属しているなら、Bluetoothを追加せず、そのレシーバーを挿すだけで使える場合があります。

あなたのケースの最短回答

  • マウスとヘッドセットに専用USBレシーバーがある → 無線LAN子機もBluetoothアダプターも原則不要
  • どちらかがBluetooth接続専用 → Bluetoothアダプターだけ追加
  • PCをルーターへ無線接続したい → 別途Wi-Fi機能が必要

マウスやヘッドセットをワイヤレス化するだけなら、無線LAN子機は必須ではありません。

こんにちは、ゲーミングPC完全ナビ2.0のゆうごです。この記事では、次の順番で必要な機器を切り分けます。

  1. 使いたい周辺機器の接続方式
  2. ゲーミングPCに搭載されている通信機能
  3. 空いているUSB端子・PCIeスロット・内部USB端子
  4. ドライバー、アンテナ、設置環境

購入する機器が「何も必要ない」「Bluetoothだけ必要」「Wi-Fiだけ必要」「両方必要」のどれなのか、約1分で判断できます。

この記事を読めば、もう「ゲーミングPC・無線LAN・Bluetooth」の組み合わせについて検索して時間を浪費する必要はありません。

ゲーミングPCの無線LANとBluetoothは別の機能

無線LANはPCをルーターへつなぐ機能、Bluetoothは周辺機器を近距離でつなぐ別規格の通信機能です。

Wi-Fiは、IEEE 802.11規格を使う無線LANとして、ルーターやアクセスポイントとの通信に使われます。一方のBluetoothは、マウス、キーボード、ヘッドセットなどを無線接続する通信技術です。NISTのWi-Fi用語定義Bluetooth SIG「Bluetooth Technology Overview」

無線LAN(Wi-Fi)が必要になる場面

無線LANが必要なのは、LANケーブルを引かずにゲーミングPCをルーターへ接続したい場合です。

デスクトップPCにWi-Fiが搭載されていなければ、次の方法で追加できます。

  • USB接続の無線LAN子機
  • PCIe接続の無線LANカード
  • Wi-FiとBluetoothの両方に対応する増設カード
  • 対応するM.2無線モジュール
  • 購入時のBTO無線オプション

オンラインゲームでは、Wi-Fiの規格名だけでなく、ルーターまでの距離、壁、電波の混雑、アンテナの位置も通信の安定性に影響します。

Bluetoothが必要になる場面

Bluetoothが必要なのは、Bluetooth接続に対応したマウス、キーボード、ゲームパッド、スピーカー、イヤホンなどをペアリングするときです。

Bluetoothを搭載していないゲーミングPCでは、USB Bluetoothアダプターや、Bluetooth対応のPCIe増設カードなどが必要です。

ただし、「ワイヤレス機器だからBluetoothが必要」とは限りません。

専用USBレシーバーは第三の接続方式

ゲーミングマウスやゲーミングヘッドセットには、メーカー独自の2.4GHz接続用USBレシーバーが付属する製品があります。

専用USBレシーバーをPCへ挿す方式では、PC本体にBluetoothがなくても、対応する周辺機器を接続できるのが一般的です。

例えばLogicool GのG309は、LIGHTSPEED用USBレシーバーとBluetoothの両方に対応しています。同じ製品でも接続モードを選べる例であり、すべてのワイヤレス機器が両方式に対応するわけではありません。Logicool G309製品情報

📊 比較表:Wi-Fi・Bluetooth・専用レシーバーの違い

接続方式 主な接続先 PC側に必要なもの 主な用途 よくある勘違い
Wi-Fi ルーター、アクセスポイント Wi-Fi機能 インターネット・家庭内LAN Wi-Fi子機でBluetoothも追加できると思う
Bluetooth マウス、イヤホン、ゲームパッドなど Bluetooth機能 周辺機器との近距離通信 Bluetoothならゲーム用途でも必ず低遅延だと思う
専用USBレシーバー レシーバー対応の特定製品 空きUSB端子 ゲーミングマウス、ヘッドセットなど Bluetooth用USBアダプターと混同する
有線LAN ルーター、ハブ LAN端子とケーブル インターネット・家庭内LAN 無線機能がなければネット接続できないと思う

ここまでは一般的な定義ですが、現場のプロから見ると、本当の分かれ道はPCではなく、先に「使いたい周辺機器の接続方式」を確認することです。

無線LAN子機を買う前に、使いたい機器の接続方式を確認する

最初に確認するのは、ゲーミングPCの仕様ではありません。接続したいマウスやヘッドセットの正確な製品型番です。

1. 製品名ではなく型番まで確認する

同じシリーズでも、次のような違いがあります。

  • Bluetoothだけに対応
  • 専用USBレシーバーだけに対応
  • Bluetoothと専用レシーバーの両方に対応
  • USBケーブルまたは3.5mm端子でのみ接続
  • ワイヤレス接続中のマイク利用に制限がある

販売ページの短い商品名ではなく、本体底面、箱、注文履歴に記載された型番を確認してください。

2. 箱や付属品からUSBレシーバーを探す

小型レシーバーは、次の場所に収納されていることがあります。

  • マウス本体の電池カバー内
  • マウス底面の収納部
  • ヘッドセットの付属品袋
  • USB延長アダプターの内部
  • 梱包材の小さな切り込み

レシーバーが付属しており、周辺機器がレシーバーモードに対応するなら、PCへBluetoothを追加する必要はありません。

3. 接続モード切替スイッチを確認する

本体に次のような表記がないか確認します。

  • BT
  • Bluetooth
  • 2.4G
  • Wireless
  • USBマーク
  • 電波マーク
  • チャンネル番号

レシーバーを挿しても反応しないときは、周辺機器がBluetoothモードのままになっている可能性があります。

編集注: 以下は編集部による技術確認ポイントです。専門家による監修済みコメントではありません。

💡 編集部の技術確認ポイント

「商品説明に『ワイヤレス対応』と書かれていても、Bluetooth対応を意味するとは限りません。付属レシーバー、接続モード、型番別仕様の3点を確認すると、不要なBluetoothアダプターの購入を防げます。」

(読者へのメリット:「ワイヤレス」という曖昧な表現に惑わされず、必要な機器を判断できる)

追加購入ゼロもある|目的×規格×接続口の購入前1分診断

必要な増設機器は、次の順番で判断します。

STEP 1:何を接続したいか

インターネットへ無線接続したい場合

  • PCにWi-Fiがある → 原則として追加購入なし
  • PCにWi-Fiがない → 無線LAN子機または増設カードを検討
  • 有線LANを使える → Wi-Fiの追加は必須ではない

マウスやヘッドセットを接続したい場合

  • 専用USBレシーバーがある → まずレシーバーを使用
  • Bluetoothだけに対応 → PC側にBluetoothが必要
  • USBまたは3.5mm有線に対応 → 無線機能は必須ではない

STEP 2:PCに必要な機能があるか

PCの商品ページだけでなく、注文書に記載された構成とWindows上の表示を確認します。

BTOパソコンでは、同じシリーズ名でも注文時のオプションによってWi-Fi・Bluetoothの有無が変わることがあります。

STEP 3:増設に使える接続口を確認する

  • 空きUSB端子
  • 空きPCIeスロット
  • マザーボード上の内部USB 2.0ヘッダー
  • 対応するM.2 Key Eスロット
  • アンテナを設置できる場所

PCIeカードを取り付けられても、グラフィックボードにスロットが塞がれている場合があります。Bluetooth用内部USBケーブルが必要なカードでは、空きF_USBヘッダーも必要です。

📊 比較表:1分診断の判定結果

判定 PC・周辺機器の状態 選ぶもの
A:追加購入ゼロ 専用レシーバーが付属、またはPCに必要な機能が搭載済み 付属品と設定を再確認
B:Bluetoothだけ必要 周辺機器がBluetooth接続のみ、PCにBluetoothなし USB Bluetoothアダプターなど
C:Wi-Fiだけ必要 無線でネット接続したいがPCにWi-Fiなし USB無線LAN子機またはPCIeカード
D:両方必要 Wi-FiもBluetoothも未搭載 両対応の増設カード、または各USBアダプター
E:購入より設定確認が先 Wi-Fiは動くがBluetoothだけ表示されない ドライバー、内部USBケーブル、BIOSを確認

PCにWi-FiやBluetoothが搭載されているか確認する手順

1. 注文書と正確なPC型番を確認する

確認する表記は次のとおりです。

  • Wi-Fi 6Wi-Fi 6EWi-Fi 7
  • IEEE 802.11axIEEE 802.11be
  • Bluetooth 5.x
  • Wireless LAN
  • 無線LAN+Bluetooth
  • 無線カードの製品名

シリーズ共通ページに「Wi-Fi対応」とあっても、標準搭載ではなく選択式オプションの場合があります。注文メール、納品書、構成表を優先してください。

2. Windows 11の設定を確認する

  1. スタートを開く
  2. 設定を選ぶ
  3. Bluetoothとデバイスを開く
  4. Bluetoothのオン・オフスイッチがあるか確認する

スイッチがない場合、すぐに「非搭載」とは断定できません。ドライバーが入っていない、無線機能が無効になっている、増設カードの内部ケーブルが接続されていない可能性もあります。Microsoft「WindowsのBluetooth問題を修正する」

3. クイック設定を確認する

タスクバー右端のネットワーク・音量・バッテリー領域を選び、Bluetoothボタンを確認します。

Bluetoothボタンが非表示でも、クイック設定から項目が外れているだけの場合があります。設定画面とデバイスマネージャーも確認してください。

4. デバイスマネージャーを確認する

  1. スタートボタンを右クリック
  2. デバイスマネージャーを開く
  3. Bluetoothカテゴリーを確認
  4. ネットワーク アダプターも確認
  5. 警告マークや不明なデバイスがないか確認

Wi-Fiアダプターだけが表示されていても、Bluetooth搭載の証明にはなりません。

5. 背面のアンテナ端子を確認する

PC背面に金色のアンテナ端子が2本ある場合、無線カードが搭載されている可能性があります。ただし、端子の存在だけではWi-FiとBluetoothの正常動作までは確認できません。

付属アンテナを取り付けていないと、接続距離が極端に短くなったり、机の下で通信が途切れたりします。ドスパラでは、対象となるサードウェーブ製PC用オプション無線LAN機器について、付属するWi-FiアンテナをPC背面の端子へ取り付ける手順を案内しています。ドスパラ「サードウェーブ製PC用オプション無線LAN機器」

Bluetoothと無線LANの後付け方法を比較

後付け方法は、機能の多さではなく、必要な機能と使える接続口が一致するかで選びます。

📊 比較表:ゲーミングPCの無線機能を追加する方法

方法 追加できる機能 必要な接続口 ケースを開ける作業 向いている人 主な注意点
専用USBレシーバー 対応する特定製品の無線接続 USB 不要 付属レシーバー対応機器を使う人 汎用Bluetooth機能は追加されない
USB Bluetoothアダプター Bluetooth USB 不要 Bluetoothだけ追加したい人 OS・ドライバー・対応プロファイルを確認
USB無線LAN子機 Wi-Fi USB 不要 Wi-Fiだけ追加したい人 通常はBluetoothを追加できない
USB複合アダプター Wi-Fi+Bluetooth USB 不要 1本で両方追加したい人 両対応であることを仕様欄で確認
PCIe無線カード Wi-Fi、製品によりBluetooth PCIe、製品により内部USB 必要 デスクトップPCでアンテナ位置を調整したい人 スロット、F_USB、アンテナ、ドライバーを確認
M.2無線モジュール Wi-Fi+Bluetoothの場合が多い 対応M.2スロット、アンテナ配線 必要 マザーボードの仕様を確認できる人 SSD用M.2とは形状・用途が異なる
BTO購入時オプション 構成による 購入時に組み込み 不要 これからPCを注文する人 注文確定後は追加できない場合がある

Bluetoothだけ必要ならUSBアダプター

ケースを開けずに導入できます。背面USB端子へ直接挿すと机やPCケースに電波を遮られる場合があるため、短いUSB延長ケーブルで机上へ移動できる製品構成も検討してください。

Wi-Fiだけ必要ならUSBまたはPCIe

USB無線LAN子機は取り付け作業を減らせます。PCIeカードは外部アンテナを机上へ置ける製品があり、PCを机の下へ設置する場合に位置を調整できます。

Wi-FiとBluetoothの両方が必要なら複合製品

製品名に「Wi-Fi」と書かれているだけでは不十分です。仕様表にBluetoothの規格、対応OS、必要な内部接続が明記されているか確認してください。

Wi-Fiは使えるのにBluetoothだけ動かない仕組み

Wi-FiとBluetoothの両方に対応するPCIeカードでも、PC内部では同じ経路を使っているとは限りません。

一部のPCIe無線カードでは、次のように通信経路が分かれています。

  • Wi-Fi: PCIeスロット経由
  • Bluetooth: 付属ケーブルを使い、マザーボードの内部USB 2.0ヘッダー経由

そのため、カードをPCIeスロットへ挿しただけでもWi-Fiは動く一方、内部USBケーブルを接続していないとBluetoothだけ認識されないことがあります。

TP-Link Archer TX20Eの設置ガイドでも、Bluetooth機能を使うための内部USBケーブル接続が案内されています。Archer TX20E設置ガイド

📊 比較表:複合PCIeカードで分かれる通信経路

機能 主な通信経路の例 接続漏れで起こる症状
Wi-Fi PCIeスロット Wi-Fiアダプターが表示されない
Bluetooth 内部USBケーブル+F_USBヘッダー Wi-Fiは使えるがBluetooth項目が出ない
両方の電波 外部アンテナ 接続できても距離が短い、途切れる

すべての複合カードが同じ構造ではありません。購入する製品の説明書を確認してください。

💡 編集部の技術確認ポイント

「Wi-Fiが動いている事実は、PCIe側の通信経路が生きていることしか証明しません。Bluetoothだけ表示されないときは、アダプターを買い直す前に、内部USBケーブル、F_USBヘッダー、Bluetoothドライバーの順で確認してください。」

(読者へのメリット:正常な増設カードを誤って交換せずに済む)

ゲーミングマウスとヘッドセットは接続方式で選ぶ

ゲーミングマウスは付属レシーバーを先に確認

専用USBレシーバー対応のマウスなら、Bluetooth非搭載のゲーミングPCでもレシーバーを挿して使用できます。

確認する項目は次の4つです。

  • レシーバーが同梱されているか
  • マウス本体がレシーバーモードになっているか
  • レシーバーとマウスがペアリング済みか
  • 使用するUSB端子の近くに強い電波干渉源がないか

「Bluetooth 5.4だからゲーム向き」のように、Bluetoothのバージョン番号だけで操作遅延を判断することはできません。接続方式、ポーリングや通信設計、ドライバー、PCまでの距離を含めて確認する必要があります。

ヘッドセットはマイク利用時の音声方式まで確認

📊 比較表:ゲーミングヘッドセットの接続方式

接続方式 PC側に必要なもの マイク利用 ゲーム用途での確認点
3.5mm有線 対応音声端子 製品・端子構成による 4極端子か、マイクと音声が分離しているか
USB有線 USB 製品による 対応OS、専用ソフト
専用USBレシーバー USB 製品による レシーバー同梱、対応距離、充電中の利用
Bluetooth Classic Bluetooth HFP使用時に可能 マイク使用開始時の音質変化、遅延
Bluetooth LE Audio 対応OS・無線チップ・ドライバー・機器 対応構成による Bluetooth番号だけでなく、システム全体の対応を確認

WindowsのBluetooth Classic Audioでは、一般にA2DPがステレオ音声出力、HFPがマイクを含む通話用音声を担当します。ボイスチャットでマイクを開いた瞬間に音声プロファイルが切り替わり、再生音の帯域や聞こえ方が変化する場合があります。Microsoft「Bluetooth Classic Audio」

LE Audioは、Bluetoothのバージョン番号だけで利用できる機能ではありません。Windows 11 22H2以降に加え、対応するBluetooth LE無線、ドライバー、コーデック、ヘッドセットが必要です。Microsoft「Bluetooth LE Audio対応確認」

💡 編集部の技術確認ポイント

「ヘッドセット選びでは『接続できるか』と『ゲーム中に望む音声になるか』を分けて考えてください。音楽再生では問題がなくても、ボイスチャットでマイクを有効にした瞬間、Bluetooth Classicの通話用プロファイルへ切り替わる場合があります。」

(読者へのメリット:接続後に音質が変わる理由を購入前に把握できる)

接続できない・途切れるときのチェック順

最初からドライバーを削除したり、PCケースを開けたりする必要はありません。戻しやすく、リスクの低い確認から進めます。

📊 比較表:症状から確認場所を絞り込む

症状 考えられる原因 最初に確認すること
Bluetoothの項目がない 非搭載、ドライバー未導入、内部USB未接続 PC構成表とデバイスマネージャー
Wi-Fiは使えるがBluetoothだけない 内部USBケーブル、Bluetoothドライバー F_USB接続とメーカー公式ドライバー
機器名は出るが接続できない 接続モード、既存ペアリング、充電不足 モード切替と再ペアリング
机の下へ置くと途切れる アンテナ未装着、遮蔽物 アンテナの接続と位置
USB機器の近くで途切れる 2.4GHz帯への干渉 USB端子を離す、延長ケーブルを使う
マイクを使うと音が変わる Bluetooth音声プロファイルの切替 入出力デバイスと接続方式
ドライバーを入れられない 型番・ハードウェア版の不一致 ラベルの型番とVer:表記

1. PCと周辺機器を再起動する

一時的なドライバー停止やペアリング処理の詰まりを切り分けます。Bluetoothを一度オフにしてからオンへ戻す方法も試します。

2. 周辺機器の接続モードを確認する

専用レシーバーを使うなら、周辺機器も2.4GHzまたはレシーバーモードに合わせます。別のPCやスマートフォンへ接続されたままになっていないか確認してください。

3. 登録を削除して再ペアリングする

WindowsのBluetoothとデバイスから対象機器を削除し、周辺機器をペアリングモードに戻して登録します。

4. アンテナを取り付け、机上へ向ける

背面端子へアンテナを接続し、PCケースや壁の裏へ隠れない位置に調整します。アンテナ台座が付属する場合は、机上へ移動して変化を確認します。

5. USB 3.x機器と無線アダプターの距離を取る

USB 3.0機器やケーブルから発生するノイズが、2.4GHz帯の無線通信へ影響する場合があります。古い資料ではありますが、Intelの技術白書ではUSB 3.0機器による2.4GHz帯への干渉メカニズムが説明されています。Intel技術白書

次の配置を試してください。

  • 背面USBから前面USBへ移す
  • 隣接するUSB 3.x端子から離す
  • 短いUSB延長ケーブルを使う
  • 外付けSSDやUSBハブから距離を取る

6. PC・マザーボード・アダプターの公式ドライバーを確認する

出所不明のドライバー配布サイトは使用せず、PCメーカー、マザーボードメーカー、無線アダプターメーカーの公式サイトを使います。

7. ハードウェアバージョンを確認する

同じ製品名でも、V1V2などのハードウェアバージョンによってドライバーが異なる場合があります。TP-Linkも製品ラベルからハードウェアバージョンを確認する方法を案内しています。TP-Link「ハードウェアバージョンの確認」

型番だけでなく、本体ラベルのVer:表記まで一致させてください。

8. 複合PCIeカードの内部USBケーブルを確認する

作業前にPCをシャットダウンし、電源ケーブルを抜きます。カード側とマザーボード側のコネクターが最後まで挿さっているか確認してください。

内部作業に不慣れな場合は、無理に触らず購入店やメーカーサポートへ相談してください。

9. Windowsのサポート状況を確認する

Windows 10の通常サポートは2025年10月14日に終了しました。PC自体は引き続き動作しますが、通常のセキュリティ更新と技術サポートは提供されません。対象PCでは、登録制の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を利用できる場合があります。Microsoft「Windows 10のサポート終了」

2026年時点では、対応ドライバーやセキュリティ更新を考慮し、Windows 11への移行可否も確認が必要です。

10. 並行輸入品は技適表示を確認する

日本国内で使う無線機器には、技術基準適合証明等の対象となるものがあります。海外向け型番や並行輸入品は、購入前に技適マーク・番号と国内利用への対応を販売元へ確認してください。一般財団法人電気安全環境研究所(JET)TELEC FAQ

個別製品の法的判断が必要な場合は、販売元または所管機関へ確認してください。

📥 保存版:買う前に確認する10項目チェックリスト

使い方: このセクションをスクリーンショットして、スマホに保存してください。

  • ☐ ゲーミングPCの正確な型番・注文構成を確認した
  • ☐ 接続したいマウスやヘッドセットの正確な型番を確認した
  • ☐ 専用USBレシーバーが付属していないか確認した
  • ☐ 周辺機器の対応モードがBluetooth・2.4GHz・有線のどれか確認した
  • ☐ PCにWi-Fiが搭載されているか確認した
  • ☐ PCにBluetoothが搭載されているか確認した
  • ☐ 空きUSB・PCIe・内部F_USB端子を確認した
  • ☐ 対応OS・ドライバー・ハードウェアバージョンを確認した
  • ☐ アンテナの有無とUSB 3.x機器からの距離を確認した
  • ☐ 技適表示、国内保証、購入店の返品条件を確認した

チェック後の判定

  • レシーバーが付属している: まずは追加購入せず、レシーバーを使う
  • Bluetoothだけ不足している: USB Bluetoothアダプターを検討
  • Wi-Fiだけ不足している: USB無線LAN子機またはPCIeカードを検討
  • 両方不足している: 両対応製品を選び、PCIe製品では内部USBの要否も確認

よくある質問

ゲーミングPCには無線LANとBluetoothが標準搭載されていますか?

標準搭載とは限りません。デスクトップ型のBTOパソコンでは、無線LANとBluetoothが選択式オプションになっている場合があります。シリーズ名ではなく、購入した個体の注文構成を確認してください。

無線LAN子機を付ければBluetoothも使えますか?

一般的なUSB無線LAN子機では使えません。Wi-FiとBluetoothの両対応が仕様に明記された複合アダプターだけが、両方の機能を追加できます。

ワイヤレスマウスにはBluetoothが必要ですか?

専用USBレシーバー方式なら、PC本体のBluetoothは原則として不要です。Bluetooth接続だけに対応するマウスでは、PC側にBluetoothが必要です。

ワイヤレスヘッドセットにはBluetoothが必要ですか?

専用USBレシーバーやUSBケーブルで接続する製品なら不要です。Bluetoothモードを使う場合だけ、PC側のBluetooth機能が必要です。

PCがBluetooth対応か確認する方法は?

Windows 11の設定>Bluetoothとデバイス、デバイスマネージャー、注文構成表を確認します。設定に項目がなくても、ドライバー未導入の可能性があるため、3か所を照合してください。

USBアダプターとPCIeカードはどちらを選ぶべきですか?

ケースを開けずに追加したいならUSB、デスクトップPCで外部アンテナの位置を調整したいならPCIeが候補です。PCIeカードは、空きスロットと内部USBヘッダーの要否も確認してください。

Wi-FiとBluetoothを同時に追加できる製品はありますか?

あります。USB型とPCIe型の両方に複合製品があります。ただし「無線対応」という表記だけで判断せず、Wi-Fi規格とBluetooth規格がそれぞれ記載されているか確認してください。

Wi-Fiは使えるのにBluetoothだけ表示されないのはなぜですか?

一部のPCIeカードでは、Wi-FiとBluetoothが別の経路を使うためです。内部USBケーブル、F_USBヘッダー、Bluetoothドライバーを確認してください。

Bluetoothヘッドセットはゲームで遅延しますか?

遅延の大きさは、Bluetoothのバージョン番号だけでは決まりません。音声方式、コーデック、OS、ドライバー、ヘッドセット側の設計、マイク利用の有無まで確認する必要があります。遅延を最小限にしたい場合は、専用レシーバー方式や有線接続も比較してください。

海外向けの無線アダプターを日本で使えますか?

海外向け型番は、日本国内向けの技適表示やサポートがない場合があります。技適マーク・番号、国内対応、保証条件を購入前に確認してください。

まとめ|先に周辺機器を確認すれば、不要な増設を防げる

ゲーミングPCの無線環境で迷ったときは、次の3点を覚えておけば判断できます。

  1. Wi-FiとBluetoothは別の機能
  2. 専用USBレシーバーがあれば、Bluetooth不要の場合がある
  3. Wi-Fiが動いても、複合PCIeカードのBluetooth経路は別に確認する

まず、使いたいマウスやヘッドセットの型番と付属品を確認してください。その後、Windowsの設定、注文構成表、空き端子を照合します。

迷ったままアダプターを注文する前に、この記事の「10項目チェックリスト」をスクリーンショットし、上から順番に確認してみてください。

購入候補を比較するときは、商品名だけでなく、対応機能・接続口・OS・ドライバー・ハードウェア版・技適表示まで一致させることが、買い直しを防ぐ最短ルートです。

この記事を書いた人:ゆうご
ゲーミングPC完全ナビ編集部・PC接続ガイド編集者
メーカー公式マニュアル、Windows公式サポート、無線規格資料を照合し、初心者が自分で接続方式を判断できる記事を編集しています。
型番と付属レシーバーを先に確認すれば、必要のないアダプターを買わずに済む可能性があります。

参考文献

-ゲーミングPC本体