VALORANTでフレームレートが安定せず、CPU使用率が低い状態にお悩みではありませんか?
高スペックなPCを組んだはずなのに、FPSが360Hzモニターの上限に張り付かなかったり、戦闘シーンでカクついたりすると、ストレスを感じてしまいますよね。
valorantのcpu使用率を上げる方法を探しているものの、CPU使用率が上がるとどうなるのか、逆にCPU使用率が高すぎる状態(例えばCPU使用率80%超え)にならないか不安かもしれません。
また、VALORANTの推奨CPUは?という疑問や、そもそもCPUとGPUどっちが大事?なのか、VALORANTを360fpsでプレイするためのスペックは?といったPC環境全体への関心もあるでしょう。
この記事では、CPU使用率が低い根本的な原因の解明から、CPU使用率の平均、GPU使用率を下げる設定、メモリ使用率を下げる方法まで含め、PCの潜在能力を引き出してパフォーマンスを改善する具体的な設定を、初心者の方にも分かりやすくステップバイステップで解説します。
ポイント
- VALORANTでCPU使用率が低い主な原因
- CPU使用率を上げるためのWindowsとNVIDIAの設定
- CPUとGPUのバランスと推奨スペックの目安
- 使用率が不安定な場合の具体的な対処法
valorantでcpu使用率を上げる必要性
- CPU使用率が低い原因とは?
- CPU使用率が上がるとどうなる?
- VALORANTでCPUとGPUどっちが大事?
- VALORANTの推奨CPUは?
- VALORANTを360fpsでプレイするためのスペック
- VALORANTのCPU使用率の平均は?
CPU使用率が低い原因とは?
VALORANTをプレイ中にCPUやGPUの使用率が低い(例:平均20%~30%)主な原因は、大きく分けて「PCの省電力設定」と「ゲーム自体の特性」の2つにあります。
第一に、現在のPC(特にWindows OS)は、消費電力を抑えるために非常に高度な電力管理機能を備えています。ブラウザ閲覧や動画視聴など、負荷が低い作業中は自動的にCPUやGPUの動作クロックを下げ、省電力モードで動作します。VALORANTは比較的負荷の軽いゲームであるため、PC側が「全力で動作する必要はない」と誤判断し、ゲーム中にも関わらず省電力モードが解除されないケースが少なくありません。これが、スペックは十分なはずなのにFPSが安定しない、またはCPU・GPU使用率が上がらないという現象の最大の原因です。
主な省電力設定の原因例
- Windowsの電源プラン: 「バランス」や「省電力」に設定されている。(「高パフォーマンス」が推奨)
- NVIDIAコントロールパネル: 電源管理モードが「最適パワー」になっている。(「パフォーマンス最大化を優先」が推奨)
- ノートPC: ACアダプタに接続されておらず、バッテリー駆動になっている。(性能が制限される)
- BIOS/UEFI設定: C-Statesなどの高度な省電力機能が有効になっている。
第二に、VALORANTというゲーム自体の特性も関係しています。VALORANTはDirectX 11ベースのゲームであり、最新のゲーム(DirectX 12やVulkanベース)ほどCPUのマルチコアを効率的に使い切る設計にはなっていません。そのため、特定の1~数コアに処理負荷が集中しやすい傾向があります。
タスクマネージャーで表示される「CPU使用率」は全コアの平均値です。例えば8コア16スレッドのCPUで2コアだけが100%で動作し、残りが遊んでいれば全体は20%程度と低く見えますが、実際にはその2コアがボトルネックになっています。
CPU使用率が上がるとどうなる?
CPU使用率を適正に上げることの最大のメリットは、フレームレート(FPS)の大幅な向上と安定化です。
- CPU: ゲーム全体の指示や計算を担当する「司令塔」
- GPU: CPUの指示を受けて描画を行う「作業員」
CPUが十分に働かないとGPUが待ち状態になり、結果的にどちらも余力があるのにFPSが伸びない状態になります。
つまり、CPUもGPUも「まだ全力を出せるのにFPSが出ない」という非常にもったいない状態に陥っているのです。
- 平均FPSの向上: 高リフレッシュレートモニターを最大限活用
- 最低FPS(1% Low)の改善: 戦闘中のカクつきを大幅に軽減
VALORANTでCPUとGPUどっちが大事?
結論から言うと、VALORANTはCPUのシングルコア性能が非常に重要です。
競技系FPSは入力遅延の少なさや処理速度を重視するため、グラフィックよりもCPU性能に依存する傾向があります。特定の1~数コアに処理が集中するため、シングルコア性能がFPSの上限を左右します。
VALORANTの推奨CPUは?
Riot Games公式による推奨CPUは以下の通りです。(2024年時点)
| 目標FPS | 推奨CPU | 備考 |
|---|---|---|
| 最低 (30 FPS) | Intel Core 2 Duo E8400 / AMD Athlon 200GE | 動作最低ライン |
| 推奨 (60 FPS) | Intel Core i3-4150 / AMD Ryzen 3 1200 | 一般的な快適プレイ |
| ハイエンド (144+ FPS) | Intel Core i5-9400F / AMD Ryzen 5 2600X | ゲーミングモニター向け |
VALORANTを360fpsでプレイするためのスペック
推奨構成(360fpsを狙う場合)
- CPU: Intel Core i7-14700K / i9-14900K または Ryzen 7 7800X3D
- GPU: RTX 4070 / 4070 Ti または Radeon RX 7800 XT 以上
- メモリ: DDR5 32GB(6000MHz以上推奨)
VALORANTのCPU使用率の平均は?
CPU使用率の目安
- 低すぎる (10〜30%): 設定制限や省電力設定の可能性
- 適正 (40〜70%): 理想的な動作状態
- 高すぎる (80〜100%): CPU性能不足または熱暴走
valorantでcpu使用率を上げる具体的な方法
CPU使用率が80%以上の場合の注意点
高負荷時のリスク
- サーマルスロットリングによるクロック低下
- 急激なFPS低下やカクつき
- 高温による寿命短縮
CPU使用率が高すぎる場合の対処法
- 不要なバックグラウンドアプリを終了
- タスクマネージャーでVALORANTの優先度を「高」に設定
- CPU 0のアフィニティを解除
- CPUクーラーやエアフローを改善
GPU使用率を下げる設定
- マテリアル・テクスチャ・ディテール:低
- アンチエイリアス:なし または MSAA 2x
- 異方性フィルタリング:1x
- ブルーム・ビネット・シャドウ:オフ
メモリ使用率を下げる方法
- 不要な常駐ソフトを停止
- Discordのハードウェアアクセラレーションをオフ
- ブラウザのタブを閉じる
- ShadowPlayやOBSのリプレイバッファを無効化
まとめ:valorantのcpu使用率を上げる最適化
- VALORANTはCPUシングルコア性能に依存する
- 電源プランを「高パフォーマンス」または「究極のパフォーマンス」に設定
- NVIDIAの電源管理を「パフォーマンス最大化を優先」に設定
- 低遅延モードを「ウルトラ」に設定
- ゲームモードとGPUスケジューリングをオン
- タスク優先度を「高」に設定
- CPU 0アフィニティ解除で安定する場合あり
- メモリ負荷を減らすため不要ソフトを停止
- 冷却とエアフローを改善してサーマルスロットリングを防止
- BitLocker無効化も負荷軽減策の一つ
- 改善しない場合はWindows再インストールも検討
