Apex LegendsをPCでプレイ中に、突然ゲームが固まって落ちる現象に悩まされていませんか。
PS4版と比べてPC版、特にSteam環境では、クラッシュが多すぎると感じる方も多いようです。リアルタイムの戦闘中にエラーなしでフリーズし、強制終了してしまうと大きなストレスになります。
Windows11へのアップデートが影響しているのか、それともPCゲームでプチフリーズする原因は何なのか、疑問は尽きません。
この記事では、apex 固まって落ちる pcの問題について、APEX PC版が落ちる時の対策は?という疑問や、PCがフリーズしたら何分待つべき?といった具体的な対処法まで、原因と解決策を詳しく解説します。
ポイント
- ApexがPCで落ちる具体的な原因
- すぐに試せる基本的なトラブルシューティング
- グラフィック設定やドライバー関連の対処法
- PC本体やOS設定の見直しポイント
Apexが固まって落ちるPCの現象と原因
- クラッシュが多すぎ?強制終了の原因
- エラーなしでフリーズする症状とは
- PC版とPS4版のクラッシュの違い
- PCゲームでプチフリーズする原因は何?
クラッシュが多すぎ?強制終了の原因
Apex Legendsで「クラッシュが多すぎ」と感じる場合、その原因は一つではありません。サーバー側、ゲームクライアント側、そしてユーザーのPC環境という3つの要因が複雑に関係しています。
特に新シーズンの開幕や大規模なアップデートが適用された直後は、ゲーム側に未知のバグが潜んでいる可能性が高くなります。運営元がサーバーの問題(スローモーションサーバーなど)を公式に認め、修正中であると発表することもあります。
また、PC環境側では、グラフィックドライバの特定のバージョンが不安定さを招いたり、バックグラウンドで動作している他のソフトウェア(特にアンチチートソフトのEasy Anti-Cheat)と競合したりすることも、強制終了の引き金となり得ます。
クラッシュの主な原因
- サーバー側の問題: アップデート直後のバグ、スローモーションサーバーなど。
- ゲームクライアントの問題: ゲームファイルの破損、アップデートの失敗。
- PC環境の問題: ドライバの不具合、スペック不足、他ソフトとの競合、熱暴走。
エラーなしでフリーズする症状とは
エラーコードやメッセージが一切表示されずにゲーム画面が固まる(フリーズする)現象は、PC本体のハードウェアやOSレベルの問題を示唆している場合があります。
この症状は、アプリケーション(Apex)側が問題を検知してエラーを出す以前に、処理が停止してしまっている状態です。
症状はいくつかパターンがあります。例えば、「画面は固まっているがゲーム音は鳴り続ける」場合は、グラフィックドライバ(GPU)が一時的に応答を停止した可能性が考えられます。一方で、「音も含めて完全にフリーズする」場合は、メモリ不足、CPUの処理限界、あるいはマザーボードや電源の不具合など、より根本的な問題が疑われます。
タスクマネージャーも開けない場合
「Ctrl + Alt + Delete」キーを押してもタスクマネージャーが起動しない、あるいはマウスカーソルしか動かないような完全なフリーズは、OSごと停止している可能性が高いです。この場合、PC本体のハードウェア(メモリ、マザーボード、電源など)の故障も視野に入れる必要があります。
PC版とPS4版のクラッシュの違い
PC版のクラッシュは、PS4などのCS(コンシューマー)版に比べて原因が非常に多様です。
その理由は、ハードウェア環境の違いにあります。PS4やPS5は、全ユーザーが同じハードウェア構成を使用しているため、問題が発生した場合の原因はゲーム側(サーバーやバグ)に起因することがほとんどです。対処法もアップデートを待つか、ゲームの再インストールに限られます。
一方、PC版は、CPU、グラフィックボード(GPU)、メモリ、マザーボードの組み合わせがユーザーごとに全く異なります。さらに、OSの設定、ドライバのバージョン、常駐しているソフトウェア、オーバーレイ機能の有無など、CS版にはない無数の不安定要因が存在します。この環境の多様性が、原因の特定を難しくしています。
PC版 | PS4版 (CS版) | |
---|---|---|
主な原因 | ゲーム側、サーバー側、PC環境(ハード, ソフト, 設定) | ゲーム側、サーバー側 |
原因の多様性 | 非常に多い | 限定的 |
主な対処法 | 設定変更、ドライバ更新/ダウングレード、ファイル修復、ハードウェア見直しなど多岐にわたる | 再起動、再インストール、アップデート待ち |
PCゲームでプチフリーズする原因は何?
「プチフリーズ(プチフリ)」とは、クラッシュや完全なフリーズとは異なり、ゲームが一瞬(1秒未満)カクついたり止まったりする現象です。これはApexに限らず、多くのPCゲームで発生する可能性があります。
主な原因は、ゲームの処理が一時的に遅延することです。例えば、以下のような要因が考えられます。
- ストレージの読み込み遅延: 新しいエリアに移動した際など、ストレージ(特にHDD)からマップデータやテクスチャを読み込むのに時間がかかると発生しやすいです。
- バックグラウンドタスク: Windows Updateやセキュリティソフトのスキャン、他のアプリケーションの通知などが、ゲームプレイ中に動作するとCPUリソースを一時的に奪い、カクつきを引き起こします。
- シェーダーキャッシュの生成: ゲームの初回起動時やグラフィックドライバの更新直後は、描画を最適化するための「シェーダーキャッシュ」が生成されます。この処理中にプチフリが発生することがあります。
- ネットワークの不安定: 瞬間的なパケットロスやPingの上昇(ラグ)が、描画のカクつきとして現れることもあります。
Apexが固まって落ちるPCの具体的な対処法
- APEX PC版が落ちる時の対策は?
- リアルタイムでのPC温度監視
- Windows11のグラフィック設定見直し
- Steamファイルの整合性を確認
- PCがフリーズしたら何分待つべき?
- Apexが固まって落ちるPC問題の総括
APEX PC版が落ちる時の対策は?
ApexがPCで落ちる場合、まずは基本的かつ簡単な対処法から試していくのが定石です。複雑な設定変更の前に、以下の基本的な項目を確認してください。
ゲームの再起動とPCの再起動
最も簡単で、最も基本的な対処法です。一時的なソフトウェアの不具合やメモリのフラグメンテーション(断片化)が原因であれば、再起動するだけで解決することがあります。
ゲームファイルの修復
アップデートの失敗などでゲームファイルが破損している可能性があります。SteamやEA Appには、ファイルの破損を検知して自動で修復する機能が搭載されています。
グラフィックドライバの更新とダウングレード
グラフィックドライバ(GPUの制御ソフト)は、基本的に最新版に保つことが推奨されます。しかし、Apexに関しては、最新版ドライバが必ずしも最良とは限りません。
特定のバージョン(例: NVIDIAの57x番台など)が不安定な場合、あえて古い安定バージョンに「ダウングレード」することでクラッシュが収まるケースが多数報告されています。ダウングレードする際は、「DDU (Display Driver Uninstaller)」というフリーソフトを使って現在のドライバを完全に削除してから、古いバージョン(例: 566.36など)をインストールするのが確実です。
常駐ソフトやオーバーレイの停止
Discord、GeForce Experience、OBS Studioなどのオーバーレイ機能(ゲーム画面上に情報を表示する機能)や、その他の常駐ソフトがApexと競合することがあります。これらを一時的にすべて無効にして、問題が解決するか試してみてください。
周辺機器やBIOSの見直し
まれなケースですが、マザーボードのUSB帯域が圧迫されると不安定になることも報告されています。USBオーディオ機器やキャプチャボードを一時的に外してみるのも一つの手です。また、キーボードやマウスのポーリングレートが高すぎる(例: 4000Hz以上)場合、CPUに負荷がかかり不安定になることがあるため、2000Hz以下に設定し直すことも有効な場合があります。特にRyzen環境では、マザーボードのBIOSやチップセットドライバを最新に更新することで安定性が向上するケースもあります。
リアルタイムでのPC温度監視
ゲームが落ちる原因として、CPUやGPUの「熱暴走(サーマルスロットリング)」も考えられます。これは、PCパーツが高温になりすぎたため、保護機能が働いて性能を強制的に低下させたり、システムをシャットダウンさせたりする現象です。
これを確かめるには、「MSI Afterburner」や「HWMonitor」といったPCの温度監視ソフトを導入し、Apexをプレイ中の温度をリアルタイムで確認する必要があります。
温度の目安
ゲームプレイ中であっても、GPU温度が85℃、CPU温度が90℃を恒常的に超えている場合は冷却が追いついていない可能性が高いです。PC内部のファンやヒートシンクにホコリが溜まっていないか確認し、清掃を行ってください。それでも改善しない場合は、CPUグリスの塗り替えや、より高性能なCPUクーラーへの交換が必要かもしれません。
Windows11のグラフィック設定見直し
Windows11環境でプレイしている場合、OS側の設定がApexの動作に影響を与えている可能性があります。
全画面最適化の無効化
これはPC版Apexのクラッシュ対策として非常に有名です。Windowsがフルスクリーンゲームを独自の方法で最適化しようとする機能ですが、これがApexと相性が悪い場合があります。
- Apexのインストールフォルダにある実行ファイル(r5apex.exe)を見つけます。
- ファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「互換性」タブを開き、「全画面表示の最適化を無効にする」にチェックを入れます。
グラフィックス パフォーマンスの優先設定
Windowsの設定から、Apexに対して「高パフォーマンス」を明示的に割り当てることも有効です。
- Windowsの設定 → システム → ディスプレイ → 「グラフィックス」を開きます。
- 「アプリを参照する」からApexの実行ファイル(r5apex.exe)を追加します。
- 追加されたApex Legendsの「オプション」を開き、「高パフォーマンス」を選択して保存します。
オーバークロックと最適化設定
Apexは、GPUやCPUのオーバークロック、あるいはメモリのXMPプロファイル(メモリのオーバークロック設定)に対しても敏感な場合があります。もしこれらの設定を行っている場合は、一度すべて定格(デフォルト)の状態に戻して、クラッシュが発生しなくなるか確認してみてください。また、GeForce Experienceの「最適化」機能を使っている場合、設定を「パフォーマンス優先」に変更すると安定したという報告もあります。
Steamファイルの整合性を確認
基本的な対策としてゲームファイルの修復があります。ここでは、Steam版での具体的な手順を詳しく解説します。EA App(旧Origin)でプレイしている場合も、ライブラリからApexを選択し「修復」を実行することで同様の操作が可能です。
ゲームファイルの整合性を確認する理由は、アップデートの失敗や予期せぬシャットダウンによって、ゲームの起動に必要なファイルが破損したり、欠落したりすることがあるためです。この処理で、破損したファイルを検知し、正常なファイルに自動で置き換えることができます。
Steamでの手順
- Steamクライアントを起動し、「ライブラリ」を開きます。
- 左側のゲームリストから「Apex Legends」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 新しく開いたウィンドウで、「インストール済みファイル」タブを選択します。
- 「ゲームファイルの整合性を確認...」というボタンをクリックします。
ファイルのチェックと修復が開始されます。PCのスペックやストレージの速度によっては、処理に数分から数十分かかる場合があります。
PCがフリーズしたら何分待つべき?
Apexプレイ中にPCが完全にフリーズしてしまった場合、明確に「何分待つべき」という基準はありません。しかし、状況によって判断の目安があります。
まず試すべきは「Ctrl + Alt + Delete」キーや、「Ctrl + Shift + Esc」キー(タスクマネージャーのショートカット)です。これらの入力にPCが反応し、タスクマネージャーなどが表示されるようであれば、ソフトウェアレベル(Apex)の問題である可能性が高いです。タスクマネージャーからApexのプロセスを終了させてください。
一方で、これらのキー入力に全く反応せず、画面が固まったまま(あるいはブラックアウトしたまま)の場合は、OSやハードウェアレベルで停止している可能性が高いです。この状態から自然に回復する見込みは低いです。
強制終了のタイミングとリスク
キー入力に全く反応しない状態が5分から10分程度続いた場合は、回復の見込みが低いと判断し、PC本体の電源ボタンを4〜5秒以上長押しして、強制的に電源を切るしかありません。
ただし、この強制終了はPCにとって大きな負担となり、最悪の場合、OSのシステムファイルやストレージ(SSD/HDD)内のデータが破損するリスクを伴います。あくまで最終手段であり、多発する場合はPC本体の深刻な問題を疑うべきです。
Apexが固まって落ちるPC問題の総括
この記事で解説した、Apexが固まって落ちるPCの問題に関する要点をまとめます。
- Apexが固まって落ちる原因は多様
- サーバー側の問題も多発する
- アップデート直後は特に不安定になりやすい
- エラーなしのフリーズはPC本体の問題も疑う
- PC版はCS版より原因特定が複雑
- プチフリーズは処理の遅延が原因
- まずはPCとゲームの再起動を試す
- ゲームファイルの整合性確認は有効な手段
- CPUやGPUの温度監視を習慣づける
- 高熱時はPC内部の清掃を検討する
- Windows11では全画面最適化の無効化を試す
- グラフィックドライバは最新が最良とは限らない
- 古い安定版ドライバへのダウングレードも選択肢
- フリーズ時は5分から10分を目安に強制終了を判断
- 一つずつ対処法を試して原因を切り分けることが重要